RPA開発において大事な4つのポイント
1.ログ
ロボット作成で一番大事なのはログを入れることです。ロボットにログを入れることでどの処理にエラーが発生しているのかどの問題でエラーが発生したのかを分かるようになります。ログにも色々な種類があってTraceモードやInfoモードなどを分けて適切にロボットに入れ込む必要があります。
2.汎用性
次はメインテナンス性を高めることです。ひとつの役割しかできないロボットではなく、汎用的なロボットを最初から考えてからロボット作成をすることです。アルゴリズムを3パターンぐらい考えてチームで相談し、その中から一番良いアルゴリズムを選択することも重要です。アルゴリズムが良ければ後に発生する修正や仕様変更も柔軟にできるものなのです。
3.設計
作成前にはチームで設計についてよく考えるようにしております。優秀なプログラマーズは設計に70%を使い、残り30%で開発の時間を使っているということを日本の優秀な技術者から学んだことがあります。
4. エラー処理
最後はエラー処理を入れることです。それも設計に入ります。どのパターンでエラー発生するかを予想しそれに沿ったテストデータを準備しておいてそのデータを使えばロボットの動きも正しくなり、作りながらテストするようになるのでTDD開発とも言われます。ロボット作成中で注意するのはハンドコーディングがないように差し戻しがないように作りながらログや処理のコマンドを入れるようにしております。仮で作ってしまうと再度やり直しになりますので開発時間もかかります。急いでいるときは再度チェックに間に合わないのでチェック漏れでバグが出やすくなります。ロボット作成する時には座標とかで指定はしないこと、なぜかというと座標で処理をしていたら違う端末でロボットを実行した際にロボットが動けなくなりますからです。
最終段階
最終段階は、納品することです。納品前にはユーザーが実際ロボットを使ってみるUATがあります。それに通った後にロボットを納品する形になります。納品する時にはユーザーがロボット使うためにガイド仕様書を作ります。ユーザーにどのようにロボットを実行するかについて説明会を開いて説明し、実際ロボットを使う端末でロボットを入れてロボット開発終了です。
お客様には最高の品質を提供し、長くスムーズに使えるようなロボット開発を日々考えて工夫をして対応をしております。